クムダ・セヤドーの帰国・6月の予定
5月30日、出国カウンターに向かうエスカレーターからクムダ・セヤドーは、見送りの私たちに笑顔で手を振ってこたえてくれました。飛行機は無事に成田を出発し、夕方ヤンゴン空港に到着しました。日本での、1か月にわたる合宿・瞑想会の旅は予定通り終了しました。
振り返りますと、4月下旬成田空港にセヤドーたちが到着したころはまだ春も浅く、時折寒い日が訪れるような気候でした。翌日から始まった、群馬県みなかみ町の合宿では、初日に時ならぬ雪が降り、寒さに震えました。暑気のミャンマーから来たばかりのセヤドーは、さぞびっくりされたことと思います。民宿の方も、4月末の雪は数十年ぶりと話していました。それから日を追うごとに暖かくなり、合宿最終日には民宿前の前の桜も満開となり、季節の移り変わりを感じさせる合宿となりました。
それから浜松、大阪、福岡と各地を回って瞑想の指導をされ、また東京に戻っても食事のお布施に呼ばれて、施主の家まで出向くなど大変に忙しい日々を過ごされました。
5月末になると気温も上がり、東京でも30度を超える夏日になるなど、まさに一月のうちに三つの季節の体験した感があります。
ヤンゴン郊外、モービにあるセヤドーの僧院では、近年修行者が増え、それに従いクティも140件ほど建っているそうです。今年は中国から 20人の修行者が来ているといいます。人が増えるにつれ僧院の仕事も増え、また修行者へのインタビューもあることから、今回の日本滞在の期間はかなり切り詰めたものになりました。それでも、セヤドーと共に坐り、直接指導を受けられるのは、何物にも代えがたいことです。来年も来て下さるか心配していたのですが、セヤドーは私たちの要請にこたえて来年の訪日も約束してくださいました。
○ 合宿中の、セヤドーの法話方を文章化したいと考えております。お手伝いくださいます方は、(paramifriend@gmail.com)までご連絡ください。
○ これからの予定
6月9日(日) トゥ・ミンガラ比丘の経典学習会
13:30~17:00 中板橋MCWA事務所
ダンマパダ(法句経)119,120偈、121、122偈の解説です。
6月15日(土)、16日(日)
パオ森林僧院(ピン・ウー・ルウィン別院)の比丘ニャーナダッサナ(智見)尊者による瞑想・法話会が有志によって企画されています。今年は雲南省の分院からウッタマ(至尚)尊者とアディッチャ(太陽)尊者も来日されます。
また、6月21日(金)湯布院で法話会を開催予定です。
6月21日(金)比丘ニャーナダッサナ尊者による瞑想・法話会 湯布院にて
6月22日(土)自主瞑想会
13:00~17:00 会場:板橋区常盤台1丁目集会所
主催:静寂瞑想の会