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2019年7月16日 (火)

7月経典学習会(日時変更)のお知らせ

7月21(日)に開催予定の経典学習会は都合により7月28日(日)に変更しました。

 

7月28(日)13:30~17:00 
中板橋MCWA事務所
住所 板橋区仲町39-1 電話03-3973-3348 

予定

 

13:30より自主瞑想(法話は14時からですが、それまで自主的に瞑想しています)
14:00より経典の解説
16:00より質疑応答
17:00ころ終了

 

参加費無料
予約の必要はありません

 

内容:
トゥ・ミンガラ比丘(Thu Mingala Bikkhu)によるダンマパダ(法句経)の解説です。
ダンマパダ(法句教)133,134偈、136偈
「荒々しいことばを言うな。言われた人々は汝に言い返すであろう。怒りを含んだことばは苦痛である。報復が汝の身に至るであろう。こわれた鐘のように、声をあららげないならば、汝は安らぎに達している。汝はもはや怒り罵ることがないからである。」
「しかし愚かな者は、悪い行ないをしておきながら、気がつかない。浅はかな愚者は自分自身のしたことによって悩まされる。―火に焼きこがされた人のように。」
(岩波文庫「真理の言葉 感興のことば」中村元訳 より)

 

8月の予定:8月18日(日)和光市、新精舎にて オバサ・セヤドー念住経の解説 「心の随観」

 

3a

 

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ダンマパダ 133,134
Mavoca pharusam kanci vutta pativadeyyu tam
dukkha hi sarambkakatha patidanda phuseyyu tam.
Sace neresi attanam kamso upahato yatha
esa pattosi nibbanam sarambho te na vijjati.

 

コンダーナ長老の物語
祇園精舎に滞在しているときブッダはコンダーナ長老に関してこの偈を詠みました。
コンダーナがサンガに入った時以来、女性の影が彼に付きまといました。この影は他の人には見えましたが、コンダーナ自身には見えず、彼はそれに気づきませんでした。托鉢に行くと人々は、しゃもじで2杯分入れてこう言いました。「尊者、これはあなたの分です。そしてこちらは一緒にいる女性の分です」。比丘が女性と一緒に歩くのを見て人々はコーサラ国のパセナディ王にこの2人のことを報告しました。彼らは王様にこういいました。「王様、あの道徳に欠けた比丘を王国から追放してください」。

 

そこで王は比丘の滞在する僧院を部下に包囲させました。騒音と声を聞いて、その比丘は出てきてドアのところに立ちました。そして女性の影もそこから遠くないところにありました。王が来たことを知って、比丘は彼を待つために部屋に入りました。王が部屋に入ると、女性の影はありませんでした。王は女性がどこにいるか比丘に尋ねました。比丘は、女性など見ないと答えました。王は確かめようと思い、比丘ににしばらく部屋を出るように言いました。比丘は部屋から出ました。王が見ると、再び比丘の近くに女性がいるのが見えました。しかし、比丘が部屋に戻ると、女性はどこにも見当たりません。王は、女性は実在の物ではないと結論しました。比丘は無実ということになりました。そして、王は比丘に毎日、托鉢のため宮殿に来るよう招待しました。

 

他の比丘たちはこの話を聞き、戸惑って比丘に言いました。「不道徳な比丘よ、王は国から追い出すのでなく、宮殿に托鉢に来るように招いた。何たる運命だろうか」。一方の比丘は、「あなたたちこそ道徳に欠けている。あなたたちは女性とつき合うよう運命づけられている」と反論しました。比丘たちはブッダにこの件を報告しました。

 

ブッダはコンダーナに人を遣わしてこう言いました。「我が息子よ、皆があなたに話しているように、他の比丘たちが女性と共にいるのを見たことがあるか。他の比丘たちは君のそばに女性がいるのを見るけれど、あなたは他の比丘たちのそばに女性の影を見ない。あなたが過去世でなした不善な行いの結果をあなたは知らない。今、なぜ女性の影があなたに付きまとうのかをお話ししよう。あなたは前の過去世でデーヴァだった。そのとき、互いにとても愛着がある2人の比丘がいました。しかし、あなたは女性に成りすまして比丘の一人に付きまとうことで2人の間にトラブルを起こそうとしました。その不善な行いのため今女性の影に付きまとわれているのです。私の息子よ、これからはもう他の比丘と論争しないように。ふちの割れた鐘のように沈黙を守りなさい。そうすれば涅槃を実現できるでしょう」。そしてブッダは次の偈を詠みました。
「荒々しいことばを言うな。言われた人々は汝に言い返すであろう。怒りを含んだことばは苦痛である。報復が汝の身に至るであろう。こわれた鐘のように、声をあららげないならば、汝は安らぎに達している。汝はもはや怒り罵ることがないからである。」

 

ダンマパダ 136
Atha papani kammani karam balo na bujjhati
sehi kammehi dummedho aggidaddhova tappati.

 

大蛇のペータの物語
祇園精舎に滞在しているときブッダは大蛇のペータ(餓鬼)に関してこの偈を詠みました。
モッガラーナ大長老がラッカナ長老と共に霊鷲山を下っていた時、大蛇のペータを見て微笑みましたが何も言いません。祇園精舎に戻ったとき、モッガラーナ大長老はブッダの前で胴体が燃えている大蛇のペータのことをラッカナ長老に話しました。ブッダは、悟りを開いたすぐ後にそのペータを見たが、それを話しても人々は信じないだろう。そうするとブッダに対して不善をすることになるので慈悲の思いから沈黙していた、と言いました。そして、今モッガラーナもそれを見たのだからこのペータについて話そう、と言いました。

 

このペータはカッサパ・ブッダの時代に泥棒であった。泥棒として、冷酷な心を持っていた彼は7回にわたり、ある金持ちの家に火をつけました。それだけでは満足せず、カッサパブッダが托鉢に行っている間、この金持ちがブッダにお布施したホールにも火を放ちました。この不善な行いの結果、彼は長いこと地獄で苦しむことになりました。いま彼はペータとしてその長い胴体を端から端まで炎で焼かれているのです。比丘たちよ、愚者は悪い行ないをしてもそれが悪だと分からない。しかしその結果からは逃れられない。そしてブッダは次の偈を詠みました。
「しかし愚かな者は、悪い行ないをしておきながら、気がつかない。浅はかな愚者は自分自身のしたことによって悩まされる。―火に焼きこがされた人のように。」

 

 

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