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2016年11月

2016年11月23日 (水)

ミャンマー祭りの開催

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11月26日(土)、27日(日)に芝増上寺において「ミャンマー祭り」が開催されます。
「オバサ・セヤドーの学習会」でいつもお世話になっているミャンマー文化福祉協会(MCWA)は、今年も参加してブースを出しますので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


(主催者サイトより)
NPO法人ミャンマー文化福祉協会(MCWA)

MCWAは、ミャンマーの伝統文化であるカテイン祭や雨安居入りのお坊さんへのお布施、新年の功徳を積む行事を毎年開催しています。
また、日本生まれのミャンマー人児童向けにミャンマー語を教え、両国の友好親善を深めるために、日本人とミャンマー人がお互いの伝統文化を学び合う活動をしています。
災害時には積極的に支援活動に参加しています。活動に加わってくれる方を歓迎いたします。

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昨年の様子

2016年11月17日 (木)

11月 オバサ・セヤドー学習会 まとめ

○ヴィパッサナー瞑想の修習 まとめ

テーラワーダ仏教徒の目標は、生まれ変わることのない涅槃をめざすことです。
善いことをすると、良い結果が得られます。
悪いことをすると、悪い結果が得られます。

このようにして生をぐるぐる回っています―この輪廻は苦であるから、輪廻から出ていく―つまり涅槃に行くということです

涅槃に行けなくても
1、修習によって、良い所―欲善趣地へ行くことができる(註:欲善趣地とは人間界と6つの欲界天)
2、禅定に達することができれば、梵天界へ行くことができる

我々は31の世界を生まれ変わる。(註:いわゆる六道のうち、天界はさらに20の梵天界と6つの欲界天にわかれる)
たとえ梵天(ブラフマ―)であっても寿命がある。寿命が尽きると、次は人間界か、天界か…輪廻を繰り返す

一神教では、天国へ行けばそこで終わりだが、仏教では―そこが終着点ではない。輪廻がある。
涅槃に行くにはヴィパッサナー瞑想が必要です

○ヴィパッサナーの修行(修習) 七つの清浄

一、戒清浄(s îla-visuddhi)

戒律を守る:在家では五戒
仕事において毒物の売買、銃の売買、動物を殺して売買することをやめる。

二、心清浄(citta-visuddhi)―サマーディを育てる

サマーディ(定)の種類
ウパチャーラ(upacâra-samâdhi)・サマーディ 、近行定
アッパナー・サマーディ(appanâ-samâdhi) 、 安止定

カニカ・サマーディ(kanika-samâdhi) 瞬間瞬間の五感や心に気付いている
ヴィパッサナー・サマーディ:ナーマ・ルーパにおける三相(無常・苦・無我)を見る

定(サマーディ)があれば、心が清らかになる。そして、心が集中できる状態になる

三、見清浄(ditthi-visuddhi)

名(精神現象・心)と色(物質現象・体)の把握
私、我、あなた、男。女という区別をしなくなる
「わたし」という考え方がなくなる

四、渡疑清浄

原因があって結果があるということを理解する
渡疑清浄に達すれば「小預流果」に:次世に悪趣地に行かない

五、道非道知見清浄

1、思惟智:名色(心と体)を無常・苦・無我と思惟する智
2、生滅智:名色の生滅を観察する智

六、行道知見清浄

3、壊滅智:名色の壊滅のみを観じる智
4、怖畏智:名色を恐怖すべきものと観じる智
5、禍患智:名色の禍を観る智
6、厭離智:諸行を厭う智
7、脱欲智:諸行から脱したいという智
8、省察智:諸行を再び無常・苦・無我として随観する智
9、行捨智:諸行にたいして「捨」で随観する智
10、随順智:それまでの智に随順し、道果につなげる

七、智見清浄

種姓心:聖者には達していないが、次には必ずそこに達する(聖者と姓を同じくするという意味)
道心:4つの作用を同時に成就(苦の遍知、因の捨断、滅の作証、道の修習)
果心:道心と同じ

テーラワーダ仏教ではカルマを信じる。 過去―現在―未来と生まれ変わり、31の世界を輪廻している
輪廻の苦から逃れる:ヴィパッサナーの智慧により、輪廻を脱する―すなわち阿羅漢になる

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○質疑応答

質問:カルマは、日本では悪いものとして見られていますが。

答え:良いものもあれば、悪いものもある。身口意による行ないがカルマになる。カルマはただの原理です。

質問:いろいろなカルマがあるけれど、それは1つづつ結果として現れるのでしょうか。

答え:たとえば、悪いカルマが強いときはそれが現われ、次の生では善いカルマが現われるというふうになります。(註:カルマの現れ方については、9月、10月の学習会で解説しているので、そちらを参考にしてください)
人は日々新しいカルマを身に付けている。それを消すには、煩悩を消すことである
「生まれ変わり」についてたとえでお話ししましょう:木の種に水をやり、肥料をやり成長します。花が咲き、種ができ、その種で次の木を作ります。はじめの木と、次の木は別の木だけれども、つながりがある。そのように生まれ変わる。

質問:企業では努力をして業績を上げていきますが、修行でも努力しなくてはいけないのは疲れないでしょうか?

答え:企業が業績を上げていく―その基準は貪欲です。そして終わりがない。
涅槃には終わりがある。確かに難しいし努力は必要。
しかし、企業戦士のようにぼろぼろに疲れてまで、努力するのではない。
あくまでも中道で、無理をせず、少しずつの積み重ねで煩悩を消していきます。

質問:4種の禅定は、階段を上がって行くように進むものなのでしょうか、らせん状に進むものなのでしょうか?

答え:近行定から安止定へは段階的です。
近行定の段階でヴィパッサナーを行っても良い。
しかし、近行定なくして安止定へは行けない。
近行定、安止定、どちらからでもヴィパッサナーへ行ける。

                   (文責:岩倉)

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○次回の学習会
12月、1月はセヤドーがミャンマーへ帰られるためにお休みです。
2月は2月12日の予定です。

2月12日(日)13:00~17:00 
中板橋MCWA事務所
住所 板橋区仲町39-1 電話03-3973-3348 
 

予定
13:00より自主瞑想(法話は14時からですが、それまで自主的に瞑想しています)
14:00よりセヤドーの解説
16:00より質疑応答
17:00終了
参加費無料   予約の必要はありません

内容:大念住経:ヴィパッサナーの内容について説いた経典です。
テキスト:「南方仏教基本経典」の「大念住経」参照






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