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2011年9月

2011年9月15日 (木)

川本佳苗さんが国連主催の仏教会議でパネリストに : 11月5日(土)報告会

今年5月に開催された、仏教の国際学会で世界最大のウェーサク祭(Vesak)2011にて、川本佳苗さんがパネリストの一人に選ばれました。発表した論文は「Buddhism and Suicide;Right Attitude towards Death(仏教と自殺-死に対する正しい態度-)」です。
日本をはじめ、増加する自殺問題に仏教からのアプローチをしています。

川本さんは京都の佛教大学を卒業後、ヤンゴンの仏教大学に留学、モービ僧院へもたびたび瞑想に来られていました。
今年は仏教大学を卒業され、さらにタイのマハーチュラロンコン大学の大学院へ通っています。

今年の会議のテーマは「Buddhist Virtues in Socio-Economic Development(社会経済発展における仏教の価値)」
会議の案内はこちら。
http://www.icundv.com/vesak2011/en/wisdom_for_awakening.php

ウェーサク祭の様子はビデオで見られます。
http://www.icundv.com/vesak2011/en/vdo.php

この論文「仏教と自殺」はこちらで読めます(英語)。
http://www.icundv.com/vesak2011/panel4/12KawamotoFINAL.pdf

川本さんは一時帰国される予定なので、11月5日(土)に報告会を開くことになりました。
タイとミャンマーの仏教事情についてお話を聞こうと思います。


11月5日(土)13:00~17:00  志村城山公園内集会所
板橋区志村二丁目17番1号
アクセス:都営地下鉄三田線「志村3丁目駅」下車
改札を出て左にある交差点を右に渡り、1分ほど坂を上ったところ(地図参照)

会場費:無料
予約の必要はありません


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2011年9月14日 (水)

オバサ・セヤドー10月経典学習会のお知らせ

10月の経典学習会は、10月9日(日)に開催されます。

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10月9日(日)13:00~17:00 中板橋MCWA事務所(地図参照)
住所 板橋区仲町39-1 電話03-3973-3348 
東武東上線中板橋駅より徒歩5分


テキスト:ダンマパダ、第11章「老いること」 153,154の偈文

「わたくしは幾多の生涯にわたって生死の流れを無益に経めぐってきた、―家屋の作者をさがしもとめて―。あの生涯、この生涯とくりかえすのは苦しいことである。」
「家屋の作者よ!汝の正体は見られてしまった。汝はもはや家屋を作ることはないであろう。汝の梁はすべて折れ、家の屋根は壊れてしまった。心は形成作用を離れて、妄執を滅ぼし尽くした。」(中村元訳)

おおよその予定
1:00より瞑想、休憩
2:00よりセヤドーのダンマパダ解説
4:00より質疑応答
5:00終了

参加費無料
予約の必要はありません

~~~~~~~~~~~~~~
偈153,154

Anekajatisamsaram
sandhavissam anibbisam
gahakaram gavesanto
dukkha jati punappunam.

Gahakaraka ditthosi
puna geham na kahasi
sabba te phasuka bhagga
gahakotam visankhatam
visankharagatam cittam
tanhanam khayamajjhaga.


「ブッダの歓喜の言葉」に関する物語

これら二つの偈はブッダが最上の悟りを得た時に感じた強い喜びの表現である。
最高の悟り( Bodhi nana :悟りの智慧あるいは、Sabbannuta nana:一切知智 )。
これらの偈は、アーナンダ尊者の要請により祇園精舎において復唱された。

シャカ族の王国において、ゴータマ一族のシュッドダーナ王とマヤ女王の王子であるシッダルタは、29歳の時世俗の生活を放棄し真理を求めて苦行者となりました。
6年間、彼はガンジス河の平野を放浪し、名の知れた宗教的指導者に近づき、その教義と方法を修行しました。
彼は質素な生活をし、苦行者の規律を厳格に守りました。しかしこれらすべての伝統的な修行が不合理であることを知りました。

彼は自らの方法により真実を見いだす決意をし、感覚的欲望への耽溺と禁欲という二つの両極端を避けることによって、完全な平安(涅槃)へと導く中道を見出しました。この中道は八つの要素からなる聖なる道です。すなわち、正見、正思惟、正語、正業、正命、正精進、正念、正定です。

そしてある晩、ネーランジャラ 川のほとりにある菩提樹の下に坐って、ゴータマ・シッダルタは35歳で最上の悟り(Bodhi nana:悟りの智慧あるいはSabbannuta nana:一切知智)を達成しました。最初の夜の瞑想で、王子は過去世を見る力( Pubbenivasanussati-nana:宿住随念智 )を得ました。2回目の瞑想で聖なる観察の眼(Dibbacakkhu nana:天眼智)を獲得しました。
そして、第3の瞑想で、生起する法とともに消滅する法である、縁起の教義( Paticcasamuppada:縁起 )を深く理解しました。
夜明けに、ゴータマ・シッダルタ王子は、自身の知性と洞察によって完全に、四聖諦を理解しました。
すなわち、苦の真理、苦の原因の真理、苦の消滅の真理、苦の消滅に至る道の真理です。それらは、まったく正しい形で彼の下に現れました。

これら聖なる真理の本質についての知識
これら聖なる真理を実践する時の知識
これら聖なる真理の実践を完成させることの知識
このようにして彼はSabbannuta nana(一切知智)を得ました。

その時から、彼はゴータマ・ブッダとして知られるようになりました。
その関係で、この三つの局面から、四聖諦が完全に明確になった時にのみ、人間とデーヴァと梵天の世界を理解し、最上の悟りを獲得し、ブッダ(覚者)となったのです。
ブッダ(覚者)を達成した時、ブッダは次の二つの偈を詠みました。

153:わたくしは幾多の生涯にわたって生死の流れを無益に経めぐってきた、―家屋の作り手をさがしもとめて―。あの生涯、この生涯と繰り返すのは苦しいことである。

154:家屋の作り手よ!汝の正体は見られてしまった。汝はもはや家屋を作ることはないであろう。汝の梁はすべて折れ、家の屋根は壊れてしまった。心は形成作用を離れて、妄執を滅ぼし尽くした。

脚注:
1. これらの二つの偈は、最上の悟りを得た時の、激しい、厳かな喜びの表現である。それゆえに卓越した意味と深い感情を含んでいる。

2. gahakaram gavesanto: 「私は家屋の作り手をさがしもとめた」家は体、作り手は渇愛( Tanha )を意味します。
注釈によるとその意味は次の通りです:
ディーパンカラ・ブッダ(燃灯仏)が、ブッダ(覚者)になるであろうと授記を与えた時から、私はこの家の作り手を探してきた。確かな智慧を持てば、見出すことができるだろうと知って、そのような智慧を得ようと努めてきた。
しかし悟りの智慧を得ることはできず、何十万という終わりのない輪廻をさまよってきた。

3. dukkha jati punappunam :繰り返して生まれることは苦しみ( dukkha )である。それ故に、この家の作り手、渇愛(タンハ‐)という大工を絶えず探し求めてきた。
老化、病気、死をともなう誕生は苦しみである。それゆえに絶え間なく渇愛(タンハ‐)という家主を絶えず探し求めてきた。

4. ditthosi :お前は見られてしまった:悟りを(Bodhi nana) を達成した今、すべてを理解する智慧と、洞察を持ってお前を見つけた。

5. puna geham na kahasi :もはや家屋を作ることはないであろう:お前はこの輪廻において再び家を建てることはないだろう。

6. sabba te phasuka bhagga :汝の梁はすべて折れ:私はすべての汚れ(煩悩)を滅ぼし尽くした。

7. gahakutam visankhatam :家の屋根は壊れてしまった:私は無明を追い払った。

8. visankharagatam cittam: 私の心は、条件されざるものとなり、涅槃をその対象とし、涅槃を実現した。

9. tanhanam khayamajjhaga :渇愛の終わりは達成された。私は阿羅漢を成就した。

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2012/8 宝台樹高原

  • 6
    8月に合宿の行われたみなかみ町藤原は宝台樹山のふもとにあり、冬はスキー場になる高原風ののどかな村です。

2009年クムダ・セヤドーのお寺 

  • 10 セヤドーのお話を聞く
    ミャンマー・ヤンゴン市郊外モービにあるクムダ・セヤドーの瞑想センターを訪ねた方が写真を送ってくださいました。 シーマホールも完成し、そこには富士山をバックにした仏像がまつられています。

2008/8 水上合宿

  • 雨上がり
    8月に合宿の行われた水上町藤原はまさに水の里。民宿周辺の風景をお届けします。

2008 夏の風景

  • 朝霧の沢
    夏の暑い日、川の源流では入道雲が湧き、山や木々は様々な表情を見せていました。

2008/7 関西合宿・瞑想会

  • 延命寺三門にて
    大阪、河内長野市にある延命寺は弘法大師空海が開基と伝えられ、市の紅葉名所にもなっている美しいお寺です。 ここで7月、クムダ・セヤドーをお招きして一週間の瞑想合宿が開かれました。
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